2020年秋アニメが始まり、『リゼロ』2期が分割2クールであることに気づいた人も大勢いるのではないでしょうか。そもそも初めから分割2クールは決まっていたことなのですが、『リゼロ』のような伏線や謎の多いアニメに期間を空けられてしまうと、いろいろ忘れて物語が分からなくなってしまいますよね。
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
そこで今回は、『リゼロ』2期前半の復習として、現在2期後半に向けて残っている問題をまとめて紹介していきます。
◆エミリアやベアトリス、ロズワールなどの味方が抱える問題と注目ポイント
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
ここでは聖域編でエミリア陣営のキャラが抱えている問題について整理していきます。
主に問題を抱えているキャラはエミリア、ロズワール、ベアトリスの3人。それぞれ、2期後半に向けてどんな問題を残しているのでしょうか。
■エミリアが抱えている問題
・聖域の試練について
・パック不在について
聖域編でエミリアが抱えている1番の問題と言えば、聖域の試練についてですよね。この問題を解決しないことには、聖域を出ることができず、王選どころではありません。しかし、現状では、全く突破できる気配がありませんよね。
それどころか、エミリアは試練に挑む度、衰弱しています。なぜこれほど試練に苦戦しているのでしょうか。そして、スバルが過去をみたようにエミリアは、どんな過去を見ているのでしょうか。試練をどう乗り越えるかが、2期後半に残された大きな問題の一つとなっています。
エミリアが抱えるもう一つの問題は、パックの不在についてです。聖域に来てから一度もパックが登場していませんよね。パックがいれば、スバルが聖域を離れている間にエミリアが精神不調を起こすこともなかったハズ。エミリアの試練についてもパックが相談に乗ってくれたでしょう。それにも関わらず、なぜパックは出てこないのでしょうか。
2期後半からは、このパックが登場しない理由とエミリアが見ている過去に大きく焦点が当てられるので注目です。
▼聖域編でエミリアが抱える全ての問題についてのネタバレ記事
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
■ベアトリスが抱えている問題
・ベアトリスが待つあの人、そして契約について
・契約に疲れ、死を望んでいることについて
ベアトリスの問題の一つは、400年前の契約に縛られていることです。彼女は禁書庫にいること、そして、あの人に出会うことにこだわっていますよね。屋敷襲撃を回避するに辺り、ベアトリスが契約のため禁書庫から動かないことが大きな問題となっています。
この契約は強欲の魔女・エキドナと結ばれた契約であり、実際にはあの人という特定の人物はいないそうです。つまり、答えのない問題につまずいているわけですが、これを解決しないことには、屋敷の襲撃に対処できません。
しかし、スバルは一度ベアトリスを禁書庫から連れ出そうとして失敗していますよね。現状ではベアトリスを連れ出す有効な手段はスバルがあの人であると嘘をつくこととされていますが、イマイチ正攻法とは言えません。スバルはどのような方法でベアトリスを連れ出すのでしょうか。エミリアの聖域開放に並ぶ、大きな問題となっています。
また、ベアトリスが死を望んでいることも大きな問題です。ベアトリスは400年間あの人を待つことに疲れ、死を望むようになりました。そのため、屋敷の襲撃に対してベアトリスは積極的な対抗をしていません。これも屋敷を刺客から救うのに大きな問題となっています。
2期後半では、この2つの問題に対してスバルがどのようにベアトリスを説得するかが注目です。
▼聖域編でベアトリスが抱えている全ての問題についてのネタバレ記事
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
■ロズワールが抱える問題
・聖域開放へのこだわりについて
・叡智の書へのこだわりについて
聖域編では様々な暗躍をし、敵とも取れる立ち振る舞いをしているロズワール。そんなロズワールが抱える問題の一つが聖域開放へのこだわりになります。
ロズワールは異様なほど聖域を開放することにこだわっており、スバルがどのような提案をしても、必ず聖域を開放させようとしていますよね。なぜ、彼はこれほど聖域の開放にこだわるのでしょうか?
また、ロズワールが抱える問題として、叡智の書に執着していることが上げられます。ロズワールが叡智の書にこだわっている限りスバルと分かり合うのは難しいですよね。
それに加え聖域編で起こる問題の大分部にはロズワールが関わっています。そのため聖域編攻略にはロズワールの対処が必須です。ロズワールの問題にスバルがどう向き合うのか、2人は分かり合えるのか決別してしまうのか、それらも2期後半の注目ポイントとなっています。
▼聖域編でロズワールが暗躍している内容、ロズワールの目的についてのネタバレ記事
◆大兎やエルザ、メイリィの襲撃への備え 外敵に関しての問題
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
聖域編で起こっている問題は何もエミリア陣営のキャラが抱えている問題だけではありません。多数の外敵が登場すること自体が大きな問題となっています。特に外敵は死に戻りの原因にもなっているので、対策は必須です。ここでは、そんな事態をややこしくしている外敵について整理していきます。
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■大兎について
三大魔獣の1角であり、非常に厄介な能力を持っている魔獣。聖域におけるタイムリミットの一つとなっており、エミリアの聖域開放を悠長に待てない大きな要因です。巨大な魔力に呼び寄せられる性質があり、ロズワールが発動する大雪を降らせる魔法が、大兎を呼ぶトリガーになっています。
一つの個体から無限に増えていくため、殺し尽くすことが困難です。処理するには、1箇所に集め強大な魔力で殲滅するしか方法がないですが、スバルにはその手段を持ち合わせていません。ロズワールに魔法発動をやめさせるか、ロズワール級の魔法師が大兎討伐に乗り出すことが解決策となっています。
■エルザについて
腸狩りと呼ばれる暗殺者。ロズワールに雇われ、屋敷を襲撃、ベアトリスの殺害を目的としています。身体能力、戦闘力が極めて高く、スバルではどう転んでも倒すことができないキャラの1人です。しかも、ただ強いだけではなく、ベアトリスの魔法を受けて死んだと思われても、蘇生したことから何らかの特殊な能力を持っていると予想されます。
ベアトリスの説得に時間をかけられない要因となっており、屋敷だけでなく、そこで働くフレデリカやぺトラにまで害を及ぼす危険なキャラです。2期後半では、誰がエルザと戦うのかが注目となっています。
■メイリィについて
エルザと共に屋敷襲撃に来ている暗殺者の1人。単体での戦闘能力はないに等しいものの、強力な魔獣を複数従えているキャラです。基本、魔獣が相手になるため、スバルでも対応できないことはありませんが、何かしらの作戦が必要になってくるでしょう。
エルザと共に屋敷を見張っており、スバル一行が屋敷と村に別れた場合、エルザに屋敷を任せて、村を襲う非常に厄介な立ち回りをします。
戦力不足であるため、最大戦力をエルザにぶつけた後、メイリィの対処を誰が担当するか、注目です。
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
■ガーフィールについて
聖域で生活をしている獣人の少年。
短気な性格をしており、死に戻りの世界線次第で敵にも味方にもなるキャラです。その高い戦闘能力は、ロズワールすらも策無しで戦うことを避けるほど。死に戻りを重ねる度(魔女の瘴気が増える度)スバルを敵対視していきますが、実はスバルに敵対する理由は他にもある少し複雑なキャラです。
話が通じないことはありませんが、戦闘になると非常に危険なキャラなので、スバルの立ち回りが2期後半で注目となっています。
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聖域では、大兎とガーフィールが、屋敷では、エルザとメイリィが、それぞれ戦闘面での問題となっています。今のエミリア陣営では、全てを同時に相手する戦力がありません。どこをどの順番で対処していくかが、2期後半に残っている大きな問題と言えるでしょう。
◆魔女エキドナとスバルの関係…そして、聖域そのものの問題
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
エミリア陣営の問題と外敵について整理しましたが、忘れてはいけないのがエキドナとの問題です。
一応、2期前半の終盤でスバルはエキドナと袂を分かちました。これによりスバルは聖域の試練に挑む資格を失いましたよね。さらに聖域にも入ることができなくなったので、そもそもエキドナと会う手段がなくなったように思えます。
しかし、これでエキドナが登場しなくなるわけではありません。試練が攻略されない限り、エキドナがちょっかいをかけてきます。2期後半ではスバルではなく別の人物がエキドナの相手をすることになるので注目です。
エキドナが関わってくる問題はこれだけではありません。そもそも、なぜ聖域と呼ばれる場所があるのか、なぜエキドナが聖域に囚われているのかが謎のままですよね。その謎には、ロズワール、エキドナ、リューズのオリジナルの3人が生きていた400年前の過去が関わっています。この過去編ではロズワールが400年前について詳しい理由やエキドナが聖域に封印されている理由、そして、リューズの複製体が何人もいることの理由が明らかになるので注目です。
――以上が、2020年夏に放送された『リゼロ』2期が残している問題点です。
『リゼロ』前半は話を広げるだけ広げて全然解決していませんが、後半ではこれらの問題が一気に解決していきます。
1クール空いて忘れてしまうことも出てくると思うので、2期後半放送に向けて予習復習をしておくとより楽しめるでしょう。
(Edit&Text/天乃ひる)
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイト
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